交通事故 雨の日は降り始めが一番危険?

 雨の日というのは路面の摩擦が低くスリップしやすいので、運転をするには十分に気をつけなければなりません。そして、一番危険なのが降り始めで路面の状況が大きく変化する瞬間であるため、それまでと感覚が異なることから事故が起こりやすくなるのです。最初から土砂降りの状態で路面も水たまりだらけという場合には、安全運転を心がけて慎重に運転をするので意外に事故が起こりにくいものなのですが、降り始めというのはそれまで乾燥炉を走っていた感覚でそのまま走行をしてしまいがちであるため、ブレーキングやハンドル操作を誤ってスリップをしてしまうということがあります。

 また、降り初めの頃というのは路面も滑りやすい部分とそうでない部分に分かれてしまうので、全体的に滑りやすい路面よりも走りづらいということがあります。摩擦がどこも一定であればそれに合わせた運転をすることで事故を未然に防ぐ事ができますが、摩擦が一定でない場合にはハンドル操作などが走る場所によって変わってきますからより難しいものとなってしまいます。

 そのため、乾燥炉と濡れた路面が中途半端な状態となっている雨の降り始めは特に注意をして運転をしなければならないのです。車の運転というのはいついかなる時であっても細心の注意を払っていなければならないものですが、特に気をつけなければならないタイミングというのがいくつかあり、そのひとつに雨の日の降り始めがあるので覚えておきましょう。