交通事故での適切な処置

交通事故に遭ってしまった時に何よりもまず優先して行わなくてはならないのがけが人の救護をすることです。

それから警察を呼び、検分を受けます。
警察としては、その事故に事件性がなければ交通事故の記録を残しておくだけでその後介入することはありません。
ですから、交通事故の解決は事故の当事者どうしの話し合いによるところとなります。
当事者どうしは、お互いの連絡先を交換したり車のナンバーを控えるなどこれから始まる解決のための話し合い、つまり示談交渉に備えます。
示談交渉では、被害者が加害者に請求する損害賠償請求の金額を決定していきます。
損害賠償請求というのは、その交通事故で被った損害分の金銭を加害者に支払ってもらうものです。請求できる内容は、医療費や病院への交通費、車いすなどの代金、仕事ができなかった間の補償、精神的に被ったダメージに対する賠償金(慰謝料)など複雑です。
これらを示談交渉で話し合って決めていきますが、交通事故の当事者どうしの話し合いではあっても加害者は自動車任意保険の示談代行サービスを利用しますから実際には加害者の保険会社と被害者での交渉になります。
この時、被害者は交通事故に強い弁護士にできるだけ早く相談をして、アドバイスを受けたり示談を代行してもらうのが一番の方法です。
それは、加害者側の保険会社としては賠償金額は低く抑えたいところですから安い示談金で交渉を進めてくるからです。
知識に乏しい被害者が自分で交渉に応じるとなると、保険会社のペースで示談に応じてしまい損をしてしまいます。
交通事故に強い弁護士に味方になってもらえば、正当な賠償金額で交渉してもらえ安心です。